幻のホームラン

 12/22 20:00〜 NHK教育テレビ(3チャンネル)で放送された「福祉ネットワーク サイレントK 難聴の投手・石井裕也プロに挑む」を見ました。かなりの努力家で、プロで活躍している姿に大変勇気づけられました。高校時代から、彼のことは注目していたんですが、一軍で活躍しているのは大変喜ばしいことです。思うに、ハンディが有ってもある程度、勘などでカバーできるんだなと思いました。私も少年野球・大学野球・社会人野球を経験している立場から言わせてもらえば、練習すれば何とかなるということは自信を持って言えます。かくいう私ですが、大失敗をやらかしたことがありました。ほろ苦い思い出ですけど…

 小学校4年生の頃、ある地方大会で代打で出してもらったときの話。相手は剛速球をビュンビュン投げる背の高いピッチャーで、低めを攻められ、見逃しであっという間に2ストライク。次の球が来たら臭いボールでも、どんな球でも打とうと決めて、バッターボックスに立った。来た球は、内角の低めのボール。思い切って振ったら、サードの横を抜けるゴロ。僕は、てっきりファールだと思って、ファーストから打席にとぼとぼと戻ると、どうもチームメイトの様子がおかしい。しきりに、走れー走れーと言う。僕は、何だか分からないまま、走った。結局、ツーベースだったが、後から、チームメートが言うに、ランニングホームランだったよ〜。だってさ。惜しいな〜。

 今思えば、練習不足で試合勘というのが、まだまだ足りなかったように思う。また、コミュニケーションをはかるために、もう少し注意力が足りなかったように思う。TVでは、チームメイトやコーチ達が、彼に分かるように口をゆっくりと見せてコミュニケーションする姿には、何とも心地よいものを覚えました。とても、いい番組でした。
 石井選手は、試合中集中するために、補聴器のスイッチを切るそうですが、僕もそうなんです。今も、プログラミングをしているときに、集中してやるときは、切っています。しかも、彼が使っている補聴器と同じく、青色のスケルトンの補聴器です。(^^;;)
 この番組、12/29に再放送が有るそうなので、見逃した人がいたら、御覧になっては如何でしょうか。大変良い番組だと思います。お勧めです。
http://www.nhk.or.jp/fnet/koho/512thu.html#koho4