複雑系入門

複雑系入門―知のフロンティアへの冒険
(33) 複雑系入門(★★★★)
現代社会は、複雑系で揶揄されることが多いので、その根本的な思想・学問として複雑系があると考え、この本で勉強しようと思ったのがきっかけでこの本を読みました。
この本では、複雑系を、

システムを構成する要素の振舞いのルールが、全体の文脈によって動的に変化してしまうシステム

と定義している。生命ー知能ー社会それぞれの間に取り巻くのが複雑系と考えられている。
複雑系」の科学は、物理・化学、生物学、心理学、社会学の間に立つ学際的で、未確立の科学である。
この科学は、「異常科学」と呼ばれているそうです。
色々な現象にあてはめて考えることが出来そうで、大変面白い本でした。