アウフヘーベン

 最近考えていることが、【アウフヘーベン】である。この言葉は、知人から、教えて頂いた。
アウフヘーベン(安藤啓資.com)

 アウフヘーベンとは簡単に言うと、対極の意見を卓越した高次元へと生まれ変わらせること。元はヘーゲルという人が作った哲学用語で、日本語訳では止揚と訳される。

 簡単に言うと、Aという立場(方法)とBという立場(方法)が対立した場合、それを解決する方法として、中間の値を取るのではなく、また、妥協するというのではなくて、両者とも満足する全く違うCの立場を提案するということである。

 かなり、高度なスキルが必要かと思うが、相互にとってもメリットがある方法や、両方の良い面より更に良い方法を考えつけば良いのではないか。その時に重要なのが、相手の立場(方法)をネガティブに捉えるのではなく、ポジティブに捉えるのが重要ではないか。言い換えれば、ミクロな視点でなく、マクロな視点で物事を捉えることに繋がっていくのではないか。

 そうすることで、良い面が見えてきて、更にそれを活かしていく方向へ持っていくのではないかと思う。